【速報】中野成樹+フランケンズ2026 『居場所・ドラマの基礎と応用』
公演日時:2026年5月19日(火)〜24日(日)
会場:シアター711(下北沢)
※公演詳細は随時更新いたします。
■Aプログラム
▶︎前半 『ランダム1』(2026年, 20分)※1分間劇のオムニバス
作:公募+フランケンズ 演出:中野成樹
▶︎後半 『軽塵』(1947年,70分)
作:秋元松代 演出:中野成樹
■Bプログラム
▶︎前半『ランダム2』(2026年, 20分)※1分間劇のオムニバス
作:公募+フランケンズ 演出:中野成樹
▶︎後半『シャア・アズナブル(架空の人物)』(2021年,30分)
原作:テネシー・ウィリアムズ『しらみとり夫人』(1944)より 誤意訳・演出:中野成樹
『寝る寝る寝るね』(2026年,45分)
原作:テネシー・ウィリアムズ『バーサよりよろしく』(1961)より 誤意訳・演出:中野成樹
■出演:石橋志保、小泉まき、洪雄大、斎藤淳子、佐々木愛、竹田英司、福田毅/三河美優、森唯人/ほか
■ドラマトゥルク:長島確 ■制作:東彩織、水渕歩知
——————演出メモ——————
はじめに全体の構成について。A・Bの2プログラムで、それぞれ前半・後半に分かれています。前半は『ランダム1』『ランダム2』という作品で、1分間劇のオムニバス集。後半は秋元松代とテネシー・ウィリアムズ。1分間の短い瞬間が、30-70分の劇作に拡張していくイメージ。
『ランダム1』『ランダム2』のテキストは、一部を公募します。老若男女、国も超えて、各々が持っているちょっとした視点やアイディアを集めたいです。無作為に並べられた作品群を通して、「現代の風景」や「演劇の現在地」が見えてくるといいなと思っています。
秋元とウィリアムズは、近代劇です(秋元はそのまま、ウィリアムズは誤意訳します)。演劇に向けて丁寧に練られた戯曲を真摯に上演するつもりです。モチーフは「戦時下」であったり、「貧困」であったり。「貧困」は、今の日本だと「見えない」とか「潜在的な」とか「ちょっとした」といった言葉が付くのでしょうか。どのみち「しぶとく生きぬく」「生き続ける方法」について言及することになるだろうと思います。
タイトルは色々考えましたが、結果「居場所」というど真ん中の言葉に行き着きました。『軽塵』からの影響が大きいかな。そして、ドラマの基礎と応用。言葉はセコいですが、意味合いとしては膨らみを持っています。秋元やウィリアムズは、演技の養成所や大学の授業で練習テキストとして扱われることがまだあるそうです。それは両者が得意とする「居場所を奪われる物語」が、ドラマの基礎だからなのではないでしょうか。ドラマの基礎は居場所を奪われることです。
では一方、ドラマの応用とは何か。それは「新たな居場所を実践する」ことだと思います。新たな居場所の実践。例えば、私たちには劇場や劇団というサードプレイスになりうる場があります。それらを身をもって開拓し更新し続けること。その実践ことこそがドラマの応用なのではないか。お客様にとっても、劇団のメンバーにとっても、劇場や劇団がそういった「新たな居場所」であり続けることは、とても難しいのだけれど、そこにこそドラマの未来はあるのではないかと。意識の据え方とでもいうのでしょうか。「新たな居場所を実践し続ける」 なんだか、しばらくはそうした意識で創作していきたいなと思っています。(中野成樹)
※公演詳細は随時更新いたします。